無骨な見た目がかっこいいパップテントの火付け役となったBUNDOKの「ソロベース」、そのソロベースにスカートと換気孔、サイドウォールを追加したものが「ソロベースEX」。
ソロベースEXは初めて買ったテントで、かっこ良くて気に入っているのですが、改良したいポイントが出てきたので、今回はその改良カスタムを紹介していきます!
●ソローベース

●ソロベースEX
パップテントのポールは幕内の真ん中にあって邪魔になるため、二股化ポールを使うカスタムが定番になっていますね。

パップテントの張り方は、ポールと幕を同時に張っていくため、グランドシートが無い場合は幕が地面に着くことになります。
先にポールで骨組みを作った後、幕をかける順番にしたい…。
そこで、既に持っている二股ポールを追加ポールで結合(四股化)し、骨組みを作るようにします。
●4股化セット
★追加ポール 第1案(失敗)
追加ポールにタープ用ポールを流用して試作します。
ビニルハウス用のパイプバンドを二つ使って追加ポールと二股ポールを結合しましたが、タープ用ポールがバンド径より細いせいでグラグラし、バンドを繋げた部分がヒンジ構造のため安定性に問題あり(自重も支えられない)


うーんこれは失敗。(-_-;)
★追加ポール 第2案(成功)
★必要なもの
塩ビ 呼び径16mm×2m 税込み455円
マルカンボルトセット M4×30mm 168円
蝶ナット M4セット 238円
M4ボルト25mm ×2本
M4ワッシャー × 2個
M4ナット × 2個
木材φ16mm 約50cm
ドリル4mm、6mm
やすり
★追加ポールの作成
追加ポール用に2mの塩ビ購入。灰色の塩ビだと、いかにも塩ビ感強めになるので、耐衝撃仕様の黒色塩ビにしました。
黒色塩ビは、コメリは金色文字刻印で、ナフコは白色文字刻印でした。白色文字のナフコの塩ビにしました。
追加ポールが2mでは持ち運びにくいので、塩ビを3分割にします。
結合方法は塩ビソケットやビニルハウス用のパイプジョイントでは、強度の不安とグラグラしそうなので芯材を入れてねじ込む方式にします。


塩ビのカットは、真ん中は73cm、両端は63cm。両端は芯材の出幅を考慮して少し短め。
芯材のカットは、ねじ込み用20cm×2本、補強用5cm×2本。

ねじ込み用芯材を両端ポールに入れ、4mmの穴をあけて、M4ボルトナットで固定します。
補強用芯材は両端ポールに入れ、こちらは6mmの穴をあけます。
芯材は塩ビにねじ込みやすいように、適度にやすりがけをします。
ねじ込んだ後は、マルカンボルトと蝶ナットを使って手締めできるようにします。



良い感じに4股化できましたが、ポールだけでは不安定なため、両端のガイロープでテンションをかけて安定性を向上します。


●完成



追加ポールは幕の重さで折れることもなく、骨組みでテントの形が綺麗になりました!
追加ポールにS字フックを付ければ、好きな場所に物を吊るすことも可能です。

これで、幕を地面に付ける機会が減り、グランドシートだけ先に乾かすことが出来るようになりました!

ちなみに、二股化ポールにサイドウォールを挟めば、サイドウォールを紐で縛る必要が無くなり楽ちんです。
これで使いやすくなって、更に愛着が湧くテントになりました!
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